タープのみで行うキャンプは上級者向けなのか?野性味あふれるスタイルが放つタープ泊の魅力とは!?
どうも『はた☆キャンプ』リーダー:TAISHIです。
今回はキャンプをしている人の中でも野性味あふれるスタイル
”タープ泊”
のご紹介になります。
タープ泊は文字通り、タープのみ、もしくはタープ+コットやサーマレスマット、蚊帳などを併用して行うスタイルになります。昨今ハンモックスタイルも流行していますが、タープの下でハンモックを広げる人もいるため、もしかしたら広い意味でハンモックでの宿泊スタイルもタープ泊と言えなくはないのではないでしょうか?
それはともかくタープ泊の魅力を今回は紹介していきますので、ぜひ最後までごらんください。
タープ泊を行う意味
タープのみで行うスタイルというとさすがに野性味がありすぎて、
”ただの野営”
と思う人もいるかもしれません。
しかしながら、元々
”キャンプ”
の言葉の意味は「野営地」や「野営をすること」です。
つまるところタープ泊も立派な
”キャンプ”
なのです。
「でもテントでいいのでは?」
そう思う方もいることでしょう。
私も実際にタープ泊で寝泊まりするまでは同様の考えでした。
しかしながら、その柔軟性やバリエーションの豊富さは決してテントでは真似できない魅力が詰まっていたのです。
タープを張るという柔軟性
単純に日除けに使うはずのタープでどうやって寝泊まりするのか?
もちろん蚊帳やハンモックの上に張るという方法もあるでしょう。(こちらの張り方も複数あります。)
しかしながら、その張り方自体は自在であり、自分の思うままの自由な張り方ができるのです。
例を上げていきましょう!
・ワンポールスタイル
実はタープ泊でワンポールテントの様に真ん中にポールを立てて行う張り方があります。
工夫次第ですがフルクローズにすることも可能です。
・バップテントスタイル
両脇に小さなポールを2本立てて行うミリタリー系の立て方。こちらもタープで行う事ができます。
・Aフレーム
最も居住性とフルクローズができる張り方。オープンスタイルなどといった変わった張り方も可能。
・ビークフライ
個人的に一番張りやすく、見た目も野性味あふれる張り方です。フルクローズする張り方もあります。
・ステルス張り
タープをテントの様にドーム型に張る方法。
いかがですか?
実はこの他にもまだまだ張り方があり、その種類やオリジナルの方法を模索すればまさに自由自在!
つまり、タープ1枚で複数のテントを購入したのと同じくらいの意味があるのです!
タープ泊をするその他の魅力
・種類が豊富!
実はタープの種類はたくさんあり、大きさと各社様々な種類も合わせると莫大な数になります。
ループが多い物や耐水性の高い物、色も淡い緑のものから迷彩柄まで様々あり、同じタープ泊でも色が違えばまた違ったおもむきが生まれます。
・値段が比較的安い
ほとんどの物が1万円以内で購入できます。テントとも併用できてそれ単体でも運用可能。しかも上記で述べたように複数のテントを購入したのと同じくらいバリエーションがあるということで、コストパフォーマンスとしては良すぎるくらいです。
・荷物の軽量化
昨今キャンプ人気により、軽量キャンパーも増えてきました。
そうした意味でもタープのみで複数まかなえるスタイルは非常に魅力的です。
・設営、撤収の簡略化
荷物も少なくタープのみでいい。ましてやタープはただ外せばいいだけなのでテントと比べても非常に撤収が簡単です。
設営についてもなれないうちはロープワークに手間取ることでしょう。しかし張り方やロープワークの方法などを一つ一つ覚えていくことで克服し、慣れれば10分もかからず設営することが可能です。着実に覚えてくる自分の技術が視覚化できるのもまた魅力ではないでしょうか。
タープ泊の欠点
しかしながら、タープ泊に欠点はないのかというと…
そんなことはありません。
むしろこれらの欠点の多さがタープ泊を敷居が高い物と感じられることなのではないでしょうか。
・虫の影響
タープ泊はほぼ地面が露出した場所での寝泊りです。
もちろんグランドシートをしくことである程度解消されますし、蚊帳を使えばその限りではありません。
しかしながらアリやムカデがよじ登るので、虫が苦手な人には非常につらいことです。
筆者も苦手ですので夏などの虫が活溌に動くときにはなるべくタープ泊をしないようにしています。
・風、雨に翻弄される。
風の影響は非常につよく、いくら強く貼っていたとしても形が崩れたり、一瞬の強風で飛んでいくのではないかと思うくらいバタバタとしなります。
雨は地面が露出しての宿泊になり、グランドシートを敷いたとしても地面が濡れることがあります。
これら天候に左右されることも、タープ泊のきついところです。
・防犯面が手薄
まさに防犯については諦めたほうがいいくらい無防備です。
いくらフルクローズでテントのようにしたところで簡単に中に入れます。
また張り方によってはプライベート空間はないのもつらいところです。
・タープの張り方やロープワークを覚えるという手間
こちらはどちらかというと個人の能力によるものですが、やはり張り方やロープの結び方などをある程度覚えなければなりません。覚えるまでが大変ということが、タープ泊を敷居が高いものにしているのでしょう。
タープ泊は初心者には向かない?
タープ泊は覚えることも多くデメリットも非常に多いので、初心者の方には敷居が高いことでしょう。もちろん筆者も初心者にはまだやめておいたほうがいいという考えです。
ですが、それもやる気次第!
自分のスタイルを磨きたいという意思があればなんでもできるはずです!
というのも私自身、キャンプを始めて3ヶ月、6回目のキャンプでタープ泊を行いました。
キャンプ6回目なので、まだまだ初心者です!
それが今やロープワークも復数覚え、1年足らずでベテラン顔負けのロープワークとタープの張り方をするようになったのです!
なので、初心者には向かないとは決して言えないのではないかと私は思うのです。
まとめ
最後は根性論のようになってしまいましたが、一番このタープ泊をしていて良いと感じられたのは
”自分なりのスタイルにタープも自在に変えられる”
という点です。
これはテントを使用したスタイルでは決して真似できないことではないでしょうか?
今後もしタープ泊に興味を湧いたという方はぜひ検討してみてはいかがですか?
そしてもしよかったら我々のキャンプ動画をプロフィール内に貼っておりますのでそちらも覗いてみてください!
それでは!!!