【ダッチオーブン】買う前に知っておいて欲しいこと。
どうも『はた☆キャンプ』リーダー:TAISHIです。
ここ最近寒さも強くなる中、鍋料理などがめっきり多くなってまいりました。
私もつい先日のキャンプでは、ダッチオーブンで鍋を楽しむ始末です。
ところで、皆さんはダッチオーブンを使用したことがあるでしょうか?
もしかしたら、ダッチオーブンを使用したことがない人もいると思われますし、持っていないという方もおられるでしょう。
しかし、いろいろなSNSでの写真や動画などを拝見しますと、やっぱりダッチオーブンで作った料理はなんともおいしそうで魅力的に見えることはないでしょうか?
そんな映像を見たら
「あ…ちょっと買ってみようかな…」
という気持ちになる人だっているかもしれません。
そこで今回は、ダッチオーブンを実際に買って使ってみた人が、果たして本当にオススメできるのか?また、オススメできる商品はあるのか?
そういった観点でお話する記事内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
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ダッチオーブンという調理器具とは
まずダッチオーブンを買う買わないのお話の前に、そもそもこの調理器具ってなんなのというところからお話していかなければならないかもしれません。
「え?そんな話いるの?」
たしかに調理器具の良し悪しや「初心者には〇〇がオススメ」
と言った記事内容としてまとめてしまえば簡単です。
しかしながら、
【物の本質】
を理解していれば、いろんな用途や応用にも利用することもできるようになりますし、本質さえ理解すれば、もしかしたらダッチオーブンそのものものいるいらないの判断もできると思われます。
なのでまずはそこから理解していきましょう。
前置きが長くなりました。
ではダッチオーブンの説明からです。
そもそもダッチオーブンの歴史云々はアメリカのカウボーイがいた時代、今から200年以上前から合った調理器具に、すでにダッチオーブンは存在しておりました。
なぜそのような調理器具が使われていたのか?
当時アメリカ開拓時代は、旅をする機会も多く、調理器具や調理方法を工夫していた時代です。
調理器具に関しても様々な物を開発したり、いろんな方が工夫して自家製で当時は作っていたことでしょう。
そんな中、旅をしている最中でも簡単にオーブン代わりになる物として開発されたのが
【ダッチオーブン】
その名前の通り、
ダッチ=~もどき
を頭につけた、ダッチオーブンが誕生したのです。
当時は現在の物よりもより大型で、一家全員だけでなく旅の仲間数人分一緒に調理できるほど、大型の物もあったようです。
基本的な構造は現在と代わりありませんが、現在の物よりも鍛造技術は機械中心ではないので、物によっては金属の厚さの違いや密封性の違いもあったことでしょう。
そんな過程があって、現在の商品はいろんな形や加工技術も加わり、種類も豊富になってまいりました。
ただしそこにあったのは
オーブンに似せた機能を持つ調理器具
を試行錯誤で編み出した先人たちが素直にすごいと言わざるを得ないのではないでしょうか。
現在のダッチオーブンとその機能
では現代に戻って、そのダッチオーブンの機能そのものはどうなっているでしょうか?
テフロン加工やアルミ製、ステンレス製など様々な加工や素材で作っている商品もありますが、実は現在も基本的な機能については、昔も今も大した違いはないようです。
例えばアルミ製のダッチオーブンは、アルミ金属の軽さと熱伝導率の良さを売りにしていますし、ステンレス製のダッチオーブンであれば、純鉄製の物と違ってサビの心配も少ないのが特徴です。
しかし今も昔も、その基本的な機能については
煮る・蒸す・炒める・揚げる
など、その熱伝導率と熱を長時間容器全体に留めておくという機能は、昔も今も大差ないのです。
もちろん細かい部分での違いはあるでしょうが、調理自体においてはそこまで大きな違いはないように思われます。
ただ、一つだけ違いがあるとするならば
【蓋の上に炭を直接置けるだけの耐熱性があるかないか】
という部分は問われるのかと思われます。
これはどういうことかというと、
ダッチオーブンには2種類があるのです。
それが
”家庭用”
と
”アウトドア用”
の2種類です。
家庭用は文字通り、家庭にあるIHコンロやガスコンロを前提とした使用方法でのダッチオーブンです。
ですので蓋がガラス材質などの物もあるので、アウトドアには不向きです。
逆にアウトドア用の物は、蓋が鍋部分と同じ材質で、厚さもあるので非常に重く、蓋そのものに炭を置くこともできます。
したがって、アウトドアでの使用を考えるのであれば、蓋の作りやダッチオーブンそのものの材質について、しっかり見ておきましょう。
ダッチオーブンを使って良かった点
それではここから、ダッチオーブンを使ってよかったと思った点を上げていきましょう。
・調理の幅が広がった
まずは調理の幅が大きく広がりました。
特にシチューなどのじっくりと煮込む系の料理には、非常にピッタリです。
ダッチオーブンを使うことで中が圧力鍋のような役割をもたせることができ、じっくりじゃがいもなども中まで火が通っておりました。
・保温できる
調理後、ある程度時間がたっても温度が下がることはありません。
特に冬場であれば、調理した料理も外気温によってどんどん熱が奪われ、気がついたら冷たくなっていた…なんてことも珍しくありません。
それは使用している調理器具による要因も多く、アルミ製の物であれば熱伝導率の高さから、加熱もしやすければ冷ましやすいという特性があります。
しかし鉄製のダッチオーブンであれば、容器全体を温めるのに時間はかかりますが、冷ますのにも時間がかかります。
つまりは熱伝導率が良くないことによって、冷める時間も長くなって料理も長時間温かいままということなのです。
・熱に強いことから直火にも使用できる
これは直火ができるキャンプ場限定の話になるかもしれませんが、鉄鋳物であれば熱に強いことから直火の高温にも耐えられるので、安心して直火の側に置くことができます。
アルミ製であれば溶ける可能性もあるため、そういった意味では非常に安心して使用できるのが魅力的ではないでしょうか。
ダッチオーブンを使って悪かった点
では逆に、悪かった点を上げていきましょう。
・とにかく重い
ダッチオーブンはとにかく重い…
まずソロキャンプ用のダッチオーブンでさえ、2kgもします。
あまり重くはないように思われるかもしれませんが、通常ソロ用のクッカーセットとして販売しているものでも450gほど。
つまりはクッカー4つ分を持っていくのと同様で、想像するだけでもどれだけ重たいかが分かるかと思われます。
・大きくてかさばる
ダッチオーブンでよく販売している物は、丸方の鍋のような物がほとんどです。
これにはもちろん理由があり、熱伝導の関係上、丸方の鍋のような形が一番いいのですが、それでもいざアウトドアシーンを考えると少々かさばります。
ソロキャンプであればザックやコンテナに道具を詰め込む際、この形はデッドスペースができやすいので不便な場面が生まれてしまいます。
・燃料の消耗が激しい
ダッチオーブンでのおすすめは鉄鋳製ですが、熱を蓋を含めた容器全体に広げるためには、それ相応の熱量が必要です。
つまりはそれだけ薪も炭も必要になってくるということです。
そのため、あまりにも熱を加えるのに時間がかかってしまった場合、どうしても無駄に薪や炭を消費することにつながってしまいます。
ダッチオーブンは買うべきか否か
最終的に、ダッチオーブンを買うのは人の好みになってしまうので、買うかどうか悩むくらいであれば買わない方が無難ではあります。
理由としては、あまりにもデメリットの方が大きいと私は思うからです。
しかしながら、それでも買いたいと思われるのであれば、こういった物もあります。
こちらは、四角形のダッチオーブンです。
四角形のダッチオーブンであれば、荷造りの際のデッドスペースができにくいし、横にしてオーブンにすることも可能。
更には蓋が鉄板代わりとしても使用できるので、一つで3役をこなすことができるので非常に優れものです。
このダッチオーブンのレビュー動画も作っておりますので、ぜひ一度見てはどうでしょうか?
もし、ダッチオーブンを買うのに悩んでいる方、ぜひ参考にしてみてはいかがしょうか?
まとめ
最初私もダッチオーブンを買うのに非常に躊躇しており、いざ買ってみると
「あ…やっぱり持ち運びに大変だ…」
と言って使わなくなったときもありました。
しかしながら、ダッチオーブン角型と出会って、現在ではそこそこ使うキャンプ用品です。
もちろん、ダッチオーブンを使っての調理自体も楽しいので、使って楽しんでみるのもいいかもしれません。
私も今後、どんどんダッチオーブンを使って楽しいキャンプライフを過ごしていこうと思います。
今回はここまで!!
それではまた次回の記事でお会いしましょう。